Shark BlastBoss コードレスブロワーを買ってみた ― 風は想像以上、音は正直うるさい

D.A · ·
Shark BlastBoss 本体の操作部。グレーの本体にミントグリーンのスライドスイッチと BOOST ボタンが並ぶ

玄関まわりの砂ぼこりをほうきで掃くのが毎回めんどうで、前から気になっていたコードレスブロワーをとうとう買いました。Shark の「BlastBoss」です。掃除機で有名なあのシャークが出した初のブロワーで、日本での一般発売は2026年9月25日。この記事で扱っているのは、GREEN FUNDING のクラウドファンディングで支援して先に届いた先行分です(メーカーからの提供品ではなく、自費で購入したものです)。まだ少し試しただけですが、開封の様子と第一印象を書いておきます。

開封 ― 中身はこれだけ

箱を開けると、緩衝材が発泡スチロールではなく紙パルプの成型材でした。プラスチックの梱包が少ないのは地味にうれしいポイント。説明書は日本語です。

入っていたのは本体、延長パイプ、スポットノズル、床用ブラシ、そして取扱説明書。箱の型番は AB2111J 系で、これは付属品が3点そろう構成のモデルです(カラーによって末尾に記号が付きます)。スポットノズルだけが付く、もう少し安いモデル(AB2000J 系)も別にあります。

開封した箱の中身。紙パルプの緩衝材に、袋に入った黒い延長パイプと Shark BlastBoss の本体が並んで収まっている

本体まわり

本体は本体のみで約660g。カタログの数字を見て「軽いんだろうな」とは思っていましたが、実際に握ると数字以上に軽く感じます。片手でずっと持っていられる重さです。ただし公式値では延長パイプ使用時が約887g、床用ノズル使用時が約1119g なので、いちばん軽いのは本体単体のときです。

操作部はシンプルで、スライド式のスイッチと BOOST ボタンだけ。屋内・屋外・ブーストの3モードをここで切り替えます。ボタンが少ないので、説明書を読まなくても迷いません。

Shark BlastBoss 本体の操作部。グレーの本体にミントグリーンのスライドスイッチと BOOST ボタンが並ぶ

延長パイプはリング式。本体の○印とパイプのリングを合わせて差し込み、カチッと鳴るまで回してロックします。工具はいらないし、片手でも外せました。

本体と延長パイプの接続部。黒いローレット加工のロックリングと、取り付け方を図示した黄色いラベル

パイプには「BlastBoss」のロゴ。この長さがあると、玄関の隅や車のシート下にかがまずに届きます。

黒い延長パイプに白字でプリントされた BlastBoss のロゴ

スペック

  • 本体サイズ: 54 × 89 × 342mm
  • 重量: 本体のみ 約660g(延長パイプ使用時 約887g / 床用ノズル使用時 約1119g)
  • 最大風速: 公称 約85m/s(ブーストモード)
  • 運転モード: 屋内 / 屋外 / ブースト の3段階
  • 連続運転時間: 屋内 約49分 / 屋外 約10分 / ブースト 約7分
  • 充電時間: 約3時間
  • バッテリー容量: 40.48Wh
  • 付属品(AB2111J): スポットノズル、延長パイプ、床用ブラシ
  • 直販価格: 29,700円(税込)

数字はいずれも SharkNinja 公式のスペックページ と発売時のプレスリリースに載っている公称値です。価格は2026年9月時点の直販価格で、販売店によって変わります。

少し使ってみた第一印象

風は想像以上に強い

これが一番の驚きでした。この大きさ・この重さからこの風が出るのか、という感じです。玄関の砂ぼこりは一撫でで飛んでいきます。公称85m/sという数字は、正直あまりピンときていなかったのですが、実際に当てるとちゃんと納得します。

ただし HiKOKI RB18DC と比べると少し弱い

比較対象があると印象が変わるのも確かで、HiKOKI の RB18DC(18V のコードレスブロワ)と並べると、風は少し弱いかな、というのが正直なところです。カタログ値でも RB18DC は18V出力時で最大風速95m/s、BlastBoss は85m/s なので、体感とスペックはたぶん一致しています。

ただし RB18DC は電動工具用のバッテリーを積む本格的な機種で、重さもサイズも別クラスです。660gで片手にぶら下げて持てる BlastBoss とは、そもそも守備範囲が違うという印象です。庭や駐車場でガッツリ吹き飛ばすなら RB18DC、家の中や車の中をちょこちょこ掃除するなら BlastBoss、という住み分けかなと思います。

音は正直うるさい

ここは期待している人には申し訳ないのですが、静かではありません。全体的にはっきりうるさい部類です。ブロワーという製品の性質上しかたない部分ではあるものの、「屋内でも使える」という売り文句から静音性まで期待すると、たぶん裏切られます。集合住宅だと使う時間帯は選んだほうがいいと思います。

ホコリは当然、舞う

室内で使うときの最大の注意点です。吸い込むのではなく吹き飛ばす道具なので、ホコリは消えるわけではなく空中に舞います。掃除機の代わりというより「掃除機で吸える場所までホコリを移動させる道具」と考えたほうが実態に近いです。室内で使うなら、窓を開けて出口の方向へ一方向に吹く、最後は掃除機で吸う、くらいの段取りは要ります。ハウスダストや花粉症がつらい人は、それなりに覚悟がいります。

追記:椅子の裏側で試してみた(掃除機だけ/掃除機+ブロワー)

(2026年9月15日 追記)実際に使ってみたので書き足します。場所はデスクチェアの裏側、メッシュと樹脂フレームの境目です。掃除機のノズルが入りにくくて、いつも綿ぼこりがたまる場所です。

まず、掃除機だけをかけた状態。

デスクチェア裏側のメッシュと樹脂フレームの境目。掃除機だけをかけた状態で、フレームのふちに細かい粉じんが残っている

同じ場所に、そのあとブロワーを足した状態。

同じ場所に掃除機のあとブロワーを当てた状態。メッシュの目や境目の粉じんが減っている

写真だとぱっと見の差はそこまで大きく見えないかもしれませんが、実物では結構細かいところまで取れていて、個人的には満足しています。掃除機のノズルが届かないメッシュの目や、フレームとの境目のような場所に、風なら入っていけるというのがブロワーの利点だと思います。

ただし上で書いたとおり、飛ばしたホコリが消えるわけではありません。室内で使うなら、ブロワーで飛ばして最後に掃除機で吸うまでをひと続きの作業と考えておくのがいいです。

まとめ

風量と軽さは文句なし。一方で音とホコリは、買う前に分かっておいたほうがいいポイントです。ベランダ・玄関・庭まわりと、車の掃除にはかなり良さそうだと感じました。PC やデスク周りのホコリ飛ばしにも使うつもりですが、ブーストだと強すぎる気がするので、屋内モードで試してからまた書き足します。バッテリーの持ちと床用ブラシの使い勝手も、もう少し使い込んでから追記する予定です。

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